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2015/09/15

仲良きことは美しきかな。




仲良きことは美しきかな。


人を好く、人に好かれると言うことがあります。
よく人を好きになります。
同性であれ、異性であれ、その方が楽しそうにしていると、その文化に興味が湧きます。
芸術に夢中になっている人。
ギターを弾きすぎて指先が平べったくなっている人。
人生への言い訳や寄り道が多すぎて旅の途中みたいな人。

「神様は時々、”一緒にするべきことがある方”を”好きな人”にするのよ。」
そんなアドバイスをもらったことがあります。

好きになったから一緒にするべきことがあるのでしょうか。
一緒にするべきことがあるから好きになるのでしょうか。

どちらでもとて素敵なことですね。

先日、好いている彼女にメールをしました。
一人で思いふける夜。もしや彼女も私と話したいと思ってくれてるんやなかろうか。
今日は電話などどうですか。
彼女の返信はいつもそっけなくて、電報みたいやな、と思います。
スムーズにやりとりが進み、電話で話すことに。

彼女は優しく、真面目で、こつこつと小さなことから積み上げていく、私とは正反対の律儀な人です。
実力もキャリアも申し分ないのに、いつも気が引けているような、生き苦しそうにしている人です。
彼女と話していると、「きしむ音」がします。
母親から離れていく子どものように。
将来という関門に差し掛かった学生のように。
結婚の話と向き合う女子のように。
次に進もうとする人はいつも、きしむ音がします。
蝉が羽化するような感じでしょうか。
今いるところは少々居心地が悪く、かといって新天地を求めて彷徨うという選択肢を取るわけにもいかず、なんとなく留まっている。
新たな展開、新たな境地と日々慌ただしくしている私は、時折彼女と話して、実は自分も存分にきしんでいるのだと、彼女と共鳴して夜に鳴らすのです。

なぜ?
8:00 子供も大人もみんな沈んだ顔をして、ネクタイを締めて、電車に揺られて、ビルに吸い込まれていく。
18:00 帰りもしかり。

そんな疑問を持っていたあの頃、彼女と同じ制服を着て、同じ学校に登校して、同じ景色を見ていました。いまはそれがなんだか嬉しい。当時の私に答えなんて言ってあげられなけれど、結果、悪くない気分よって、言えます。

最近、お酒が好きになったね、と言われます。
お酒を好きになってのではなくて、飲むところがいまの私の「学校」みたいな感じかな。
なんとなくそこに居たくて、そこにいる人と「今」の話について語る。
今更だけど、私と同級生になりませんか。
あなたが幾つでも構わない。
今何か一緒にできることがあるのならば、一緒にしましょう。
悪いことはダメよ。ただ結構いろいろあるこの人生に、あなたの「きしむ音」を私に共鳴させて、それとなく、悪くない夜にしましょうよ。

楽しそうに飲んでいる気さくなショートカットを見かけたら。
仕事はなにしてるの?
大学はどこ?
専攻はなに?
そんな愚問はシュレッダーにかけて、今日の夕暮れが思いの外美しかったことなんて話しませんか。



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