パッチギ!という映画をご存知ですか。
井筒監督も出演者の沢尻エリカさんも皆さん、たくさん賞をとりはった作品です。
そのワンシーンでエキストラとして参加したのです。
映って無い程度のガチャガチャなシーンでしたが、大阪千日前のパールというキャバレーを舞台に、バンドの演奏をたくさんのファンが聴き入りキャーキャー言う、のキャー役でした。
衣装持参の連絡を受けていたので、70年代風のワンピースと母親から借りたパールのネックレスを身につけて会場へ。
入口には、衣装チェックのおじさんがいてあれこれと大声で指示を出していてなんだか恐ろしい雰囲気。ビクビクしながら前に立つと、「君はネックレスを外したらオッケー!」そう言われて、なんとか通過しました。
バックヤードにも、撮影現場にもたくさんのスタッフ。
ぬるいおでんとごはんの詰まったお弁当をもらいました。
エキストラにも前の方でわりと演技をする人、後ろの方でぼんやり参加していたら大丈夫な人と分かれます。もちろんニャンは後者でしたが、前方でファン過ぎて気絶する役のお姉さんなどは、ライトのついた鏡の前で入念なめかしこみを施されて、髪も服ももりもりで、あれ?有名な人かな?そう思うくらいのオーラが出ていました。
映像学科の友達に誘われての参加で、現場感には少々緊張しつつも、どっちにいったらいいのかな?そろそろかな?え?もうはじまっている?
そんなことを話しているうちに撮影はスルスルと進み、たくさんのエキストラさんの流れにそって動き、気がつくと終わっていて外へと出ていました。
緊張していたわりには特になにもしていない気持ちになって、なんだか気が抜けました。
少し太陽がオレンジがかった暑くも寒くもない昼下がり。そのまま友達と一軒だけ賑やかなキャバレーを背に、まだ夜の街の風情をかもし出ていない千日前をプラプラと歩いて、仕出しのおでんが思いのほか美味しかったことなど話しながら、またこんな機会があるのかな、あったら次はどうしようかね、作品が出来上がるのが楽しみだな、そんなことを考えながら帰ったのです。

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